Vol.01【開発者インタビュー!】敬老の日限定の”抹茶のスフレガトーショコラ”

みなさまこんにちは!山奥チョコレート日和スタッフの岡田です。
記念すべき第1回目の開発者インタビューをご覧いただきましてありがとうございます。
開発/製造を担当しているスタッフ“桑原”に開発秘話や製造のこだわりをインタビューしたので、ご紹介します!
この記事を書くきっかけになったのは、イベントごとに出す限定商品や新商品を開発してくれるのですが、こだわりが多すぎて商品説明だけでは伝えきれない。「これは少しでも多くの人に知ってもらい魅力を伝えたい!」と思い記事にしました。言葉の言い回しや文章が綺麗ではないかもしれませんが、これから投稿させていただきますのでよろしくお願いいたします。。

※スタッフプロフィール:岡田(EC担当者)受注から発送/商品撮影などを兼務

【商品開発者紹介】


第1回目の開発者インタビューは、敬老の日の新商品「抹茶のスフレガトーショコラ」についてご紹介します。
質問形式にて、開発のきっかけやこだわりなど聞いてみました!

※スタッフプロフィール:桑原(店長)商品開発などを担当

Q:抹茶のスフレガトーショコラを思いついたきっかけは?

A-)敬老の日の商品という前提もあり、敬老の日=抹茶というイメージがあり、抹茶を使用した商品を作ってみようと思いました。抹茶とチョコレート(ホワイトチョコレート)を使ったものは何ができるだろう...?色々考えている中で、ガトーショコラがいいんじゃないか!と閃きました。しかし、一言でガトーショコラといっても、濃厚なもの、軽くてしっとりしたものなど様々あります。その上で、敬老の日のプレゼントには、軽い食感のスフレタイプが食べやすくていいのでは?と思い、考えが定まりました。抹茶とチョコレートを使用したスフレタイプのガトーショコラ。んー。どこかにありそうでなんか面白みがないな。抹茶=和→餡子?ありきたりって感じがする。和の素材→栗?→栗羊羹?悪くないけど甘さが一辺倒になり、重い味わいになりそう。栗羊羹と酸味のある何かと合わせれば合うんじゃないか?カシス?洋梨?ラズベリー?色々候補はあるが、どこか和の素材との距離感を感じました。和素材と合う何か...“杏子”!これなら、和素材との調和が取れるかもしれない!こういう経緯から、抹茶×チョコレート×栗×杏子のスフレガトーショコラを思いつきました。

Q:作り方のこだわりは?

A-)軽くてしっとりしたスフレタイプのガトーショコラは、材料のメレンゲと火入れが一番重要です。メレンゲについては、“きめ細やか”に作っています。特に砂糖の量や投入のタイミング、どれくらい混ぜ立てるかなどにこだわりました。メレンゲを荒く仕上げると、焼き上げた際に大きく膨らむが、冷めた時にかなりしぼんでしまいます。これに対し、きめ細かなメレンゲで焼き上げると、焼き上がり後も、しぼまずに気泡が生地の中にとどまります。たくさんの気泡を抱えた生地は、口の中に入れたときに弾けてスッと消えてなくなり、スフレ生地の特徴でもある軽い食感が生み出されています。そして、メレンゲと同様に、火入れも重要になってきます。気泡をたくさん含んだ生地の気泡を逃さず焼き上げるためには、急激に火を入れてはいけません。なので、抹茶のスフレガトーショコラは、じっくりゆっくり火入れし焼き上げています。高温になるオーブンでじっくり火を入れるために、湯煎焼きをしており、焼き上げる際に、トレーにお湯をはり“湯煎焼き”にしています。これにより、オーブンから受ける熱を抑えてくれ、“じっくりゆっくり”焼き上げています。

Q:素材と素材の組み合わせのこだわりを教えてください。

A-)素材について一番こだわったところは、栗のペーストです。あえて、和栗のペーストではなく“ヨーロッパの栗ペースト”を使用しています。和栗の方がいいんじゃないかという印象を持つ方もいるかと思います。しかし、栗はあくまで脇役です。抹茶のスフレガトーショコラでは、“あえて”ヨーロッパの栗を使用しており、和栗との最大の違いである、。その力強い香りを生かし、栗羊羹を自ら製造しています。また、隠し要素で、ジャマイカ ラム酒も少量加え※1、和と洋の王道的な組み合わせで、抹茶やチョコレートとも調和が取れるように工夫しています。抹茶のスフレガトーショコラは、抹茶の苦味・ホワイトチョコレートのミルキーな甘さ・栗とラム酒の羊羹の香り・杏子の酸味の組み合わせが絶妙は一品に仕上がったと思います。

※1 火入れの前に入れているのでアルコールは飛ばし香りのみ残るようにしています。

Q:見た目でこだわった点はありますか?

A-)見た目でこだわった点は、外見はよくある抹茶のガトーショコラですが、カットすると現れる、中身の栗羊羹と杏子の層のコントラストが商品へのこだわりです。味だけでなく、見た目でも楽しんでいただけるように工夫しました。

Q:開発で苦労した点はどこですか?

A-)そうですね。やっぱり製造で一番苦労したのは、抹茶の生地と栗羊羹と杏子ジャムの配合割合の調整です。。ベースとなる抹茶の生地の味わいを堪能しつつも、それぞれの素材の香りや存在感を味わうことができる、一番ちょうどいい割合を調整するのに苦労をしましたが、何度も試行錯誤をして最後には納得のいくものが出来上がったので、一人でも多くの方に食べていただきたいです!

Q:おすすめの食べ方やアピールポイントを教えてください!

A-)アピールポイントは、和と洋のコラボレーションさせたことです。ガトーショコラの口溶けと食感。そして、抹茶/栗羊羹/杏子ジャムの組み合わせのバランスが絶妙だと思っています!おすすめの食べ方は、冷蔵庫でしっかり冷やして食べてみてください。生地のなめらかさや素材の風味が堪能できると思いますよ。あと注意点として、ガトーショコラがぬるくなってしまうと甘ったるく感じてしまうと思うので、必ず冷やしてお召し上がりください。

----------------------------------------

最後に...

皆さん、第1回目のインタビュー記事いかがだったでしょうか?
少しでも、開発者/商品のこだわりが伝わりましたでしょうか。
僕は、今回のインタビューをしている時に、こう思いました。「えっ、こだわりすぎてない?文章まとめれるか不安。」
山奥チョコレート日和の店長は、何を作るにしてもこだわりすぎることが多いので、
少しでも皆様に、こだわりをお伝えできるように記事を書いて行こうと思います(笑)
文章も読みづらい点もあるかと思いますが、
これからも読んでいただけると嬉しいです!